Hello world のお礼と後記
4 artist exhibition Hello worldにご来場いただき、ありがとうございました。
3人のアーティストに囲まれ、未来ある作品が会場に溢れていたこと、更にご来場いただいた方々との会話から新しい世界の広がりを感じたこと、すべてが相まって素晴らしい展示になったと思います。
みなさま、本当にありがとうございました。
その後、僕の作品を動画にし改めて公開いたしました。
“Hello”です。
Hello worldでメインテーマとして制作した音楽を下地に2007年から2024年までの写真が一気に流れる映像作品です。
周囲への感謝と嬉しさ、自分事としてとても誇らしい歩み。
さて、展示も終わったので"仕上げ"として、僕の作品のキャプションをここに載せます。
僕の表現は、これらの作品の中で、僕だけ孤立して異なる世界観を描く事でした。
写真は2024年から2007年の期間で撮った写真の内、1000枚の写真が過去に戻りながら切り替わっていくものです。でも解説がないので、その内容は僕が話さない限り誰も分かりません。
700枚目あたりから、自分にしかわからない個人的な写真が連続していました。
展示が終わり、片付ける段階になって、1000枚目の写真に到達しました。
菊名図書館の裏手、ガラスに反射する空の写真。
初めてのフィルムカメラ、スメナ8Mのファーストロール1枚目。
展示中を思い返せすと、周りが談笑しているなかで、すべてが遠く感じる時間がありました。
目の前にある写真と自分だけがいる時間。
そこには何もない。
ただ、懐かしさがあるだけで、怒りも悲しみも喜びもない風景。展示の終幕が近づくにつれ、やがてその懐かしさも消えていきました。
片付け始めだったとはいえ最後の最後、この写真が会場で見れて良かった。
趣味で写真をはじめて17年、その幕引きに相応しい展示になりました。
ここまで連れてきてくれた全てに感謝を込めて、これからも邁進していこうと思います。
p.s.
この展示をともに作ってくれた加藤小雪さん、こころさん、久米岬さん、そして会場のflussのお2人も、本当にありがとうございました。