写真展「森」を終えて

写真展「森」は無事、終了しました。
人生で「森」を訪れる機会ってどんな時でしょうか。ピクニックやハイキングでしょうか。写真をやっていると、友達と写真を撮りに行く、なんて事もありますよね。
でも、僕はあまり友人と写真を撮りに行くって事をしないので、大抵「森」に行くのは考え事がある時や、気持ちを切り替えたい時でした。

ちょっと考え事があって、気持ちを整理したい時に、僕は「森に囲まれたい」と思います。
森の音を聞きに、鳥の声を聞きに、なんて言うと「また、カッコつけて、、」なんて言われそうですけど。

そういう気持ちになって、森に行きます。
救い、みたいなものを求めているのかもしれません。
だからでしょうか。何かしら人生の転機には、無意識に森を撮っていました。 どこからともなく記録された写真の中にある森は、自分にとって重要なタイミングの写真ばかりです。

「colissimoで展示をしないか」とcolissimoのオーナーに誘われた時、先に「森は奏でる」が決まっていました。とても素晴らしい演奏会です。そんな折に開催する展示は、僕にとって「転機になる」ではなく「転機にしたい」と思いました。転機という未来を待つのではなく、価値ある転機を、未来を作ってしまえ!と考えたのです。
今まで、いろんなタイミングで僕を導いてくれた「森」への敬意と感謝を、ここで示したい。

 

colissimoオーナーは篠山という地と、元郵便局の建物を引き継ぎ、ここまでの歴史に敬意を払って、大事に大事にcolissimoを守っています。そういう場所だからこそ、僕は安心して「森」への敬意をここに飾る事ができました。すべては繋がっている。過去も今も未来も大きな川の流れのように、ずっと流れていくのですね。
終了した今あるのは多方に向けた「ありがとう」という感謝の気持ちです。

 

で。
まとめると、とても個人的な写真展でした。写真展するのだから、もう少し公然性を意識したものを用意したら?と思いますけどね。嫌です。僕はしばらくこれで行きます。

 

でも、きっとそういう場所は、誰にでもあるのだろうと思います。
皆さんはどうですか? そういう場所、ありますか?
「無い」ですか? はっきり言いますが「無い」って事は無いです。必ずあります。無いなら想像力が足りないだけです。記憶を辿り、過去を思い出して、思い出を繋ぐ想像力を鍛えてください。分かりやすさだけを求めていたら人はお終いですから。
僕は僕として、「森」をそういう風に捉えていました。
これからも、変わりなく「森」を訪れて、撮っていくでしょうね。
そう在りたいです。

ご来場いただいた皆様、お気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
さて、長くなってきたので、写真展の事はここまでにします。

 

最後に改めまして。

そもそもの始まりである演奏会を企画していくれた太田美帆さま。 演奏会の場で、僕の映像の中でピアノを弾いてくださった林正樹さま。 同じく、その空間の中で美しい歌を披露してくださった坂本美雨さま、武田カオリさま。 rizm会場にて、僕の提案をどんどん受け入れてくれたcolissimoオーナーさま。(colissimoにて展示をお誘いくださった事も)
本当にありがとうございました。
この機会を未来、「これが人生の転機になった」と言えるように、さらに進みたいと思います。
これがあって、5月は最高に幸せでした。

 

 

 

【あとがき】
実は同じような気持ちで、海にもいきます。
でも、それはまた別のお話。