2015年 個展 LITTLEGROWTH

展示した写真について

この展示は、写真を撮りはじめた頃からずっと頭の中にあった「詩」が主題になっています。
その詩は、ある友人が書いたもので初めて読んだその日から「生きることの道標」として僕のなかにありました。

日々のなかで写真を撮るというのは、生きている普段を撮るということです。
その日々がひとつの区切りを迎えた時に、自然とその写真たちが集まり写真集が出来上がりました。
今回は、その写真集から重要な節目になった写真である26作品を展示します。

音楽

会場に流れる音楽は、この個展のために制作されたオリジナルです。

この個展までの日々を近くで見守ってくれていた友人の手助けにより、制作することができました。
この友人との付き合いは約4年ほどになります。

不思議なことに、その友人に何かしら困難(人生でよくある悩みのような)があると僕にも同じように困難が訪れます。またその逆もあったりしていてタイミングというのは理屈を超えるあるなぁと二人でよく話していました。

そんなある日、僕らが夕食を一緒にしていた時のことです。
友人はふと「キツイこともあるけど、こうしてキツイわーって話しができるようになったのは、嬉しいことだね」といっていました。
ポジティブだな〜と僕は笑いましたが、実は感動したんです。

出会ってから1年くらいは一緒に出かけることはなかったし、こんな事を二人でやってみるなんて思いもしなかった。
困難にぶつかった時の弱さで馴れ合うのは良くない事だと怒られてしまいそうですが、それが弱さだとしても人が繋がっていけるなら、それもまた強さなのかもしれないと僕はひとつ真理を知った気持ちになりました。

そういう付き合いのある友人に音楽を頼みました。
素敵な必然です。

開幕まえのご挨拶

会場では「写真、詩、音楽」の3つの要素がひとつになります。

これがどういう風な世界観を作り出すのか、僕自身も会場に設置するまで分かりません。
正直、不安と楽しみが半々です。

でも大丈夫な気がしています。
この展示は僕の個展ですが、相談やお手伝いをしてもらった人を含めるとビックリするほど沢山の人が関わってくれています。

ただ写真を額に入れて飾るだけではないのです。
応援してくれた人や相談にのってもらった人、協力してくれた人たちの思いをひとつにまとめ上げたものでもある、という事が自信に変わっています。
改めて、物作りの難しさ、そして面白さを感じる機会となりました。

それでは本当の本当の最後に、その主題となった詩のひと文をご紹介して終わろうと思います。

いつのまにか、懸命になり正しいことや間違いを知り
忘れていると思わない?

世界はいつだって遊び場だってこと。


読んでいただいてありかとうございます。

山口明宏

個展閉幕のご挨拶


ご来場いただきまして、ありがとうございます。
1週間という期間、まるで自分のお店で働いているような気持ちでお迎えしていました。
とても楽しかったです。
これからも写真を撮り続けていくだろうなぁ、と漠然とながら感じることが出来ました。
展示準備中、写真を全く撮らなくなっていたので、もしかしたらこのまま作品としての写真は撮らないかもしれないんじゃないか?と不安になっていました。

でも展示の途中から、気持ちが変わってきました。
たぶん僕は「誰かに撮っていいんだよ」って言って欲しかったんだとおもいます。
誰もダメなんて言ってないんだけど、この展示を通じて、そう言われた気持ちになりました。

これからもジワジワと写真を撮ったり何かを作っていければ、こんなに幸せなことはないな、と思えました。

個展にご来場いただきました皆様、また来られなかった方でも少しでも興味を持っていただけた皆様、関係してくださった皆様、本当にありがとうございました。
そしてこの度、展示写真のプリントしていただいたエビスカメラのしげさん。
最高の仕上がりをありがとうございました。